1952-05-21 第13回国会 衆議院 法務委員会 第55号 今日日本の裁判史上においてあの児島惟謙という裁判官がさん然として光つているのは、ロシアの皇太子に危害を加えようとした日本国民に対して、時の政府がこの国際的な問題に非常な卑屈な態度をとつて、刑法に規定のないような処罰を裁判所に要求したときに、この時の政治権力に毅然として抵抗いたしまして、裁判の独立、従つて法律を守り、国民の権利を守るという態度を貫徹したことの中に、この児島推謙裁判官に対する国民の信頼と 梨木作次郎